さて、以前に《荒廃の天使》がロマンがあって良いと言いました。
ゲド天さんの良いところは、この1枚でセラマゲドンができることです。
したがって、基本的な弱点も同じです。
土地を吹き飛ばす前に、ボードのアドをとられると勝てませんし、リセット後のクロックで負けていれば、ライフアドバンテージの差が、勝敗に直結します。
本来のセラマゲドンは、合計9マナでセラ天とゲドンを打ちますが、ゲド天は7マナで行けます。
つまり2ターン速いです。
さらに、リセットとしてラスゴを用いると、返しのターンに持ち直される事もあります。
これを防ぐために、継続的な全体除去を仕込みました。
マナを伸ばす間が無抵抗では勝てませんので、ボードコントロールをしながら、ライフもごっそり頂くギミックです。
その結果が以下のデッキです。

(土地 23)
僻遠の農場 4
泥炭の沼地 4
ボジューカの沼 4
ファイレクシアの塔 3
コイロスの洞窟 4
秘技の聖域 4

(クリーチャー 16)
アカデミーの学長 4
乱惑の死霊 4
墓所のネズミ 4
荒廃の天使 4

(呪文 21)
暗黒の儀式 4
脅迫 4
ファイレクシアの闘技場 2
魂の結合 4
名誉回復 4
死のわしづかみ 2
鎖ナイフの障壁 1

(サイドボード 15)
解呪 4
忘却の輪 4
黎明をもたらすものレイヤ 1
ジェラードの評決 4
死のわしづかみ 2

土地について
7マナ到達時点で全ての土地が吹き飛ぶので、基本的に枯渇カウンター土地を採用しました。
1テンポロスですが、次のターンにはマナアドバンテージとして還元されるので、問題無し。
後は、黒を濃いめにWBのバランスを調整。
また、サクリ台として《ファイレクシアの塔》。
レクターはエンチャントサーチとマナ加速に役立って貰います。

クリーチャーについて
まずは主役のゲド天。
そして露払い用の《墓所のネズミ》。
墓チューに《魂の結合》を持ってくるレクター。
A定食によりプレッシャーをかけるヒッピー。
これだけ。

呪文について
このデッキの肝は、ゲド天着地前にどれだけ戦場を綺麗にできるかに掛かっています。
そこで、《魂の結合》を着けた墓チューにがんばって貰います。
通常時はX=全力で払い、クリーチャーを殲滅すると共に、笑えるくらいのライフアドバンテージを取りましょう。
仮に《鎖ナイフの障壁》があれば、X=1を繰り返し、相手のクリーチャーのみを除去します。
危険なものは、アーティファクト、エンチャント、PWです。
うまく《名誉回復》しましょう。

さて実際に戦うと、意外にミッドレンジとの相性が良いようです。
特に、1手目ダリチュー→ヒッピーが強いです。
確実に火力か打ち消しとの交換になり、レクターや、墓所のネズミを通しやすくなります。
逆に、高速デッキやフルパーミッションには分が悪かったです。
高速デッキには展開力の差で負け、パーミッションには、中盤以降の粘りで、こちらの土地消費が激しいため、粘りきれずに負けました。
…やっぱり弱いですね。

次はもう少しゲド天が輝ける構築をしてみます。

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